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家族持ちにとってのサイドFIRE

lofkoffice979

家族持ちが取れるFIREの選択肢とは

FIREと言えば、生活資金を投資等の不労収入で賄い、経済的自立を果たし、早期リタイヤを実現することです。

このFIREという考え方は、日本では2019年頃から(コロナ禍と相まって)ブームとなり、それを目指す人たちが急増しました。私も、そのひとりです。

実際、FIREのために必要な資産を貯める過程で、そのレベルの高さから、FIREの定義も細分化されました。

細分化された主な種類は、ファットFIRE、リーンFIRE、サイドFIRE、バリスタFIREです。

で、私のような家族持ちが取れるFIREの選択肢はリーンFIREか、サイドFIREです。その内容については別記事にて解説しています。

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これらFIREの実現難易度は、リーンFIRE > サイドFIRE と解釈されていることが多く、リーンFIREを目指していた人のオプションプラン(滑り止めプラン)として、サイドFIREが存在するような位置づけになっています。

そのサイドFIREについて、私なりの解釈と解説をしたいと思います。

サイドFIREは個人事業主!?

サイドFIREを簡単に説明すると、生活費の半分を不労所得で賄い、もう半分を労働所得で賄う状態と定義されることが多いです。

要は、リーンFIREを目指し資産形成をしている人が1億円の壁を突破する前に、FIREしてしまうというスタイルです。(勢い余ってFIREしてしまうのは、様々理由はありますが、端的に言えば1億円の壁を突破するのが大変で時間がかかるからです。)

サイドFIREは、サイドビジネスの選び方によって、得られる自由度が大きく変わるわけですが、家族の生活を支えないとならない以上、収入より自由を優先するような仕事選びはできず、結果、それは個人事業主(フリーランス)として仕事をしているのと、なんら変わらない状況と言えます。

つまり、サイドFIREという状態は、ある程度の資産を持っている個人事業主(フリーランス)ということにほかならないということです。

サイドFIREはFIREじゃない!?

サイドFIREは、生活収入が保証されている状態ではないため、安定的に収入を得るために、しっかりと営業をして仕事を見つける努力が必要です。

さらに仕事が見つからなかった(収入がない)ときは、保有している資金から捻出するということになり、それを繰り返していると自己資金がなくなる危うさがあります。

そこから見ても、その状態は単純に個人事業主ということです。

サイドFIREは、FIREという響きに乗せられて独立する(リタイヤではない)ということです。

なお、独立そのものを悪く言うつもりは、ありません。私もリーンFIREを実現するために1度独立という名のサイドFIREになることを視野に入れています。

ただ、この真理(サイドFIREはリタイヤではなく、場合によってはFIRE前よりもっと忙しくなる可能性がある)を正しく理解してから飛び込まないと、そのイメージギャップにやられます。

家族持ちにとってサイドFIREというのは、得られる自由が少なく、且つ安定給与の会社員より金銭的リスクがあるということを念頭に置き、そのリスクへの備えを考えておくべきです。

以上を踏まえ、本来なら家族持ちは、会社員でリーンFIREを達成してから、リタイヤすることがリスクも少なく望ましいと言えます。

しかし、会社員のままだとリーンFIREをするための資産を形成するまでの時間がかかりすぎるというジレンマがあります

ゆえに皆、サイドFIREに流れていくわけですが、サイドFIRE(独立)後の生計の立て方、収支の管理方法をしっかりと作ってから、サイドFIREを実現しましょう。

追伸:会社員のまま、リーンFIREを目指す方法もないわけではありません。それについては別記事にて解説したいと思います。

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LOFK
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持たざる者から持ってる者へ
学生時代偏差値40、いわゆる凡人(以下)です。社会人底辺からスタートし年収Up、FIREへ向け日々邁進中。凡人でも再現性のあるノウハウ/経験を発信します。
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